ロゴができるまでの ちょっと深いおはなし
image by cico :活版印刷が美しい!できたてのショップタグ。よく見ると… cicocicocico…とモノグラムになっています。芸が細かい! |
こんにちは。
Rejoice の cicoです。
インスタアカウントのロゴをお披露目して数カ月が経ちました。
※ 実はブログのタイトルロゴもひっそりと…でも大胆に?!… 変わりましたよ。
以来、インスタショップから お客さまにキルトや古道具をお送りするとき このタグをつけています。商品にロゴのついたショップタグを結び付けるのは まるで儀式のようで キモチがキリっと引き締まりますし、投稿でもちょこちょこお目見えしています。
さて… 重い腰を上げてロゴを作ろう!と決心に至った経緯と、その出来上がりまでのプロセスは 初心忘るべからず!ではないけれど いつかブログに書き記しておこう!と思っていました。
当初の記憶が まだフレッシュなうちに、今日はそのことについて少し…
いつかはきっとカタチにしたかった Rejoice のロゴ
ブロガーさんやインスタショップの店主さんは 素敵なロゴをお持ちの方も多く、いつかは自分も… ぼんやりとは考えるも 日々の雑務に追われ ここまで来てしまいました。
ブログタイトルは 当初から 見るからにベタ打ちのテキストのままでしたし(汗) @rejoice.cicoのインスタグラムアカウントのプロフィール写真も 長らくわが家の猫がモデルを務めていたし、かなり緩~いブランディング… というか むしろ有形のブランドらしき影はなし(笑)
ロゴを持つ… それは 自分の「ブランド」に責任をもつこと
フルタイムの本業と家事、高齢の両親のお手伝いをこなしながらのキルトの商いですから、まさに「席の暖まる暇もない…」毎日。
ロゴについて考えるよりは、少しでも早くお待ちのお客様にキルトを紹介して喜んでいただきたい思いが強かったですし「自分を満たすために 時間とお金を使ってロゴを考える」よりは お客様ファーストで!と。
でもきっと… それだけではなかったのです。
「自己満足」と同時に 正反対を意味していることにも薄々気づいていたのです。
ロゴを持つということは、いわば自分の扱うモノと「ブランド」に責任を持つということで、複業※として取り組む自分に「そこまでするだけの心構えはあるのか?」と自問すると、どこかでその答えを先送りにしてきた自分がいました。
※副業とはあえて呼びたくないのです
「ちょっと隠れていたい」自分の意識を少しずつ変えていくキッカケになったのは、昨年終わりに頂いた 月刊誌『サンキュ!』3月号の取材の頃からだったかもしれません。
『いつかは… 』はある日突然に!そしてカタチにしてくれたのは…
意識に少しずつ変化がありつつも、煮え切らないワタシに決定打をくれたのは意外な方でした?!
インスタ界隈では 有名ショップであるアフリカのヴィンテージスツール専門店『セヌフォ堂』@senufo_africanstool の店主であるクミさん
彼女の扱うアフリカのセヌフォ族のヴィンテージスツールの美しさにも目を見張るものがありますが、そのスツールをより魅力的にみせてくれるのが
- その美しきロゴ
- ユーモアセンスあふれる投稿やストーリーズに見る 見事なまでのブランディング
彼女を直接知る前から「こんなセンスの持ち主はタダモノではない…」と感じていましたが、ひょんなことでやり取りが始まり、そこでブランディングも生業としていることを知りました
※ クミさんのブランディングアカウントは 燈芯舎 @toshinsha
「やっぱりプロだったのね!』と思わず唸って納得したのと同時に
いずれは 彼女のように、自分のブランドに責任をもった商いをしたいし ロゴ作っていただくならば きっとこの方!と密かに白羽の矢を立て、それから数か月後にふと思い立ち 半ば勢いで‼ お願いをするに至ったのです。
この、何かふと思い立ったり、湧き上がってきて行動した時って、後からから考えると
かなりの確率で正しい決断をしている気がしています
ロゴって?ブランドってなんだろう? 自分を丸ごと棚卸し
そんな Rejoice の突然のお願いを快く引き受けてくださったクミさん。その後の彼女とのZoomセッションなどで受けた質問や会話がきっかけとなり、様々なことを改めて深く考えたり、記憶を掘り起こしてみたりするようになりました。
商材として扱うのは 主にインドヴィンテージカンタキルトやインドの古道具だけれど
- どうしてインドやその周辺の国々の『襤褸布』やキルトに惹かれるのだろう?
- 塗装の剥がれたミラーやボロけた古道具に魅力を感じるのはなぜ?それはいつから?
- これを日本の方々にお届けしたい!と思う強いモチベーションはどこからくるのだろう?
- 自分はどんな子供で どんなことが好きで どんなヒトやモノに強い影響をうけたのか?
- あの頃から今でも変わらず好きなモノって?
- 反対に嫌いなものや 我慢ならないモノ、違和感を覚えるものは?
- 自分の強みって?反対に苦手意識のあるものは?
- 今の興味の矛先はどちらに?
- それで… これからの自分ってどうしていきたいの?
などなど、これまで半世紀以上生きてきた自分の棚卸し作業をしながら、扱う商材と興味の方向性、自身のあり方 などを 改めて探りながら言葉にして伝えていくような作業でした。
キルトやインド 好きなモノの棚卸しののちに出来上がってきたのは…
纏まりなく押し寄せるワタシの人生の棚卸しとその想いに 静かに耳を傾けながら、クミさんはしっかり大事なポイントポイントを押さえていたんですね。
しばらくして仕上がってきたロゴをみた瞬間 思わず3センチくらい飛び上がりました!
いや、ほんとはもっと飛び上がりそうでしたが 夜道を歩いている最中でしたので自制(笑)
「 Rejoiceのロゴはこれで間違えない!」
その夜は 帰宅後も興奮冷めやらずで、眠れない夜となりました。
まるで自分の過去・現在・未来を映す『鏡』のような
今回の自分の棚卸しで気づいた自分の好き!や興味の方向は
-
- インドに限らず、エキゾチックなものに惹かれる傾向にあること
- 最近では特に 西洋と東洋が溶け合う 絶妙なバランスを好み 魅了されること
- キチキチっとまっすぐで無機質なモノよりも、人による手仕事や自然のなかに見る柔らかな曲線を好むこと
そんなこちらの想いを汲み取って 彼女が仕上げたロゴは 東洋と西洋の融合するイスラム建築を彷彿とさせるような異国情緒が漂う仕上がり、シンプルかつクラシカルなテキストには 静かな存在感があり 全体のシルエットを美しく引き立てています
それにほら、このフォルム。何かに似ていませんか?そう、Rejoiceが愛してやまない あのインドのリサイクルウッドのあのミラーのようにも見えるんです。まるで、現在・過去・未来の自分を映す鏡のようです。
うわぁ~クミさん!と膝を叩いたのは 言うまでもありません…
おわりに… 思いがけぬ収穫のあったロゴに出会う旅
シンプルにRejoiceの看板になるロゴ作りたい!という想いからスタートしたのに、気づけば どんどんと深く掘り下げ 自分と向き合う自己確認・認知の旅となったこと。
これは思いがけない大きな収穫でした。
『人生100年時代』なのだとすると ワタシはやっと半分まで来たところ。
いやいや… でも 自分が健康でバリバリと現役で活躍できるのって、あとどのくらいなのだろう?
最近に頓に感じるようになったのは 人生って思っているよりずっと短いんだってこと
3年後?5年後?10年後?いったい自分は何をしているんだろう?いや… むしろ何をしていたいのか?どういう自分になっていたいのか?
まだモヤモヤとハッキリ見えない部分もあるけれど、自分がこの世からいなくなる時
『ありがとう!やりたいことは存分にしたし 人生に悔いなし!』
そんな風に言えるように、いまこの瞬間を大事に生きたい想いが強くなってきた今日この頃です。
最近この手の本にスッと手が伸びます… そんなお年頃なのか?
そしてこの一冊は良書!おすすめです
長いようでいて、実はあっという間な人生の『4000週間』
いまでも日々の忙しさに自分を見失いそうになってばかりだし、油断するとグータラな自分がすぐ顔を出します(〃∀〃 )テヘ
それでも 目に入る度に キチンとあるべきところに自分を引き戻そうとしてくれる…
このロゴは これからもずっとワタシの『拠りどころ』になってくれるような気がしています。
そしてプロの仕事 恐るべし…クミさん、ありがとうございました!
最後までお付き合いありがとうございます。
星の数ほどもあるブログの中から 当サイトにお立ち寄りくださりありがとうございます。
ご訪問のおしるしに… ポチッといただけたら、とても嬉しいです♪
それでは今日も口角をキュッとあげて参りましょう~
Rejoice.cicoでした。
この記事へのコメントはありません。